バスにのって
「トントンパットン トンパットン」。広い砂漠に旅人が付けたラジオからリズミカルな音楽が流れています。旅人はバス停でバスが来るのを今か今かと待っています。旅人の前をいろんな人が通っていきましたが、昼になっても夕方になっても夜になってもバスは来ませんでした。次の日、ようやくバスが来ましたがそのバスは満員でした。仕方がなく乗るのを諦めた旅人。果たして、旅人は無事に旅に出ることができるのでしょうか。
旅人と一緒に旅をしているような、旅がしたくなるような絵本です。
バスにのって
「トントンパットン トンパットン」。広い砂漠に旅人が付けたラジオからリズミカルな音楽が流れています。旅人はバス停でバスが来るのを今か今かと待っています。旅人の前をいろんな人が通っていきましたが、昼になっても夕方になっても夜になってもバスは来ませんでした。次の日、ようやくバスが来ましたがそのバスは満員でした。仕方がなく乗るのを諦めた旅人。果たして、旅人は無事に旅に出ることができるのでしょうか。
旅人と一緒に旅をしているような、旅がしたくなるような絵本です。
ゆっくりくまさん
ゆっくりくまさんは食べ物を探しにやってきましたが、ゆっくりゆっくり歩いているうちにどんぐりや木の実をリスやうさぎに先に食べられてしまいます。川の向こうに山ブドウがあるのをみつけたくまさんは、大きな石を運びます。ゆっくりくまさんは食べ物を食べることができるのでしょうか・・・
ゆっくりだからこそできること、伝わることもあるということを教えてくれる絵本です。
クルトンさんとはるのどうぶつたち
クルトンさんは、春になったら山の動物たちにパンを焼いてあげる約束をしていました。うさぎやりすたちに好物のパンを焼きながら山を登っていきます。山の頂上でくまに大きなパンを焼きますが、くまは寝ていてなかなか起きてきません。そこでクルトンさんはパンでいろんな楽器を焼き、演奏して起こそうとします。
人気絵本「パン屋のクルトンさん」のシリーズです。不思議な形をしたパン作りの道具や美味しそうなパンに、大人まで心が躍ってしまう絵本です。
くもとそらのえほん
綿のようなふわふわの形をしている「わたぐも」。飛行機が通った後に生まれる「ひこうきぐも」。美しい風景と共にいろいろな姿を見せた雲が紹介されています。変わった形の雲やユニークな名前が付いた雲など雲の種類の多さにもびっくりします。
絵本の最後には雲の一覧と雲の生まれ方の説明もあり、子どもたちの興味を引きます。「これは何の雲でしょう?」とクイズを出し合ったり、絵本を見ながら雲を探しに行ったりするのも楽しそうですね。
今日の雲はどんな雲かな?そうやって目の前の世界の面白さに気づかせてくれる絵本です。
ふしぎなキャンディーやさん
ある日ブタくんは森の中のキャンディー屋さんで、不思議なキャンディーをもらいます。食べてみると不思議なことが起こりビックリ!違う色を食べるとまた不思議なことが起こります。
ブタくんはこのキャンディーを使っておもしろいいたずらを企みます。
はたしてそのいたずらは上手くいくのでしょうか。最後にはあっと驚くことが!読み終わるまで展開が読めず、わくわくする絵本です。
くろいの
「くろいの」とは何でしょう?一人で帰るいつもの帰り道に、その「くろいの」は突然現れます。何しているのか気になってしまい、後をついて行くと・・・家に招かれお茶を飲み、その後は、なんとおしいれの中に案内されます。真っ暗なおしいれの中ではいったい何が起こるのでしょう?「くろいの」はまっくろだししゃべりません。でも、何だかとっても気になってかわいい!こんなのが目の前に現れたら、きっとついていってしまうと思います♪
この絵本は全ページ白黒です。その白黒のページが一層「くろいの」を際立たせるのです。今年の日本絵本賞大賞です。ぜひ読んでください!
おしっこちょっぴりもれたろう
この絵本の表紙からわかる、パンツの前後に「ちょっぴり」粗相をしてしまう。子どもたちは思わず自分のことだ!と思うのではないでしょうか。主人公の男の子は、自分と同じような人を探す旅に出ます。子どもだからこその発想や出会う人たちの色んな悩みもまたクスッと笑えて共感できること間違いなし!そして最後はまさかのおじいちゃんと気持ちが通じ合える!?子どもたちのデリケートな題材を面白く表現してあり楽しめる物語です。
もう、ねるんだってば!
眠たくて眠たくて仕方がないクマのもとに一緒に遊びたくてたまらないアヒルがやってきました。「トランプしよう」「クッキーつくりたいから砂糖かして」となんとかしてクマと遊びたいアヒル。クマは無事にぐっすりと眠ることができるのでしょうか・・・
遊びたいアヒルと寝たいクマの2人のやり取りが楽しく、何度も読みたくなる絵本です。
クマと森のピアノ
こぐまのブラウンは森でピアノを見つけ、毎日弾いているうちにブラウンのピアノを聞きに、たくさんの熊たちが集まるようになりました。
そんなある日、ブラウンは街に出ることになります。街に出て大成功を収めたブラウンでしたが、夢を叶えたはずなのに何かが足りない。そこで森に帰ることにしたブラウンが見たのは、どんな景色だったのでしょう。
待っていてくれた友人たちのやさしさに心が温かくなります。今にも音が聞こえてきそうな素敵なピアノと熊たちの表情もとっても素敵ですよ♪
へっこぷっとたれた
きのこさんからはじまり、いろいろな誰かがへっこ(おなら)をぷっとたれていきます。
リズミカルなくりかえしの言葉とそれぞれの表情の変化に、ページをめくるたびに楽しさが溢れてくる絵本です。
だるまのへっこ、おばけのへっこ、それぞれのへっこの違いを感じるのが楽しいですよ♪
最後にはわらべうたとしてのリズムも載っているので参考にしてみてください。
きょうのおべんとうなんだろな
ぞうさんやぶたさん、うさぎさん、ねこさん・小さなぶたさん、みんながお弁当を食べます。「今日のお弁当なんだろな?」とみんなワクワク♪
お弁当に何が入っているのか想像する楽しさを味わいながら読んであげてください。この絵本を読むとお弁当を持って出かけたくなりますよ。
まあちゃんのながいかみ
まあちゃんの髪は短いおかっぱです。でもこれから伸ばすのです。長くなった髪で魚釣りをしたり、髪にくるまって布団にしたり、洗濯物だってほせちゃう!そんな想像を膨らませているまあちゃん。その話を聞いているはあちゃんとみいちゃんも、「それってとっても良いね」とうっとりしていました。まあちゃんの髪が早く伸びるといいですね。
この絵本、まあちゃんの想像のページはカラーで、それ以外は色がついていないんです。まあちゃんの想像がいかに楽しいものかを際立たせてくれています。
ちっちゃなサリーはみていたよ
クラスで一番小さいサリーは誰からも気づかれない。でも、小さいサリーは全部見ていたのです。誰かが誰かをいじめたり、悪口をいったりするのを。ある日サリーは、勇気を出してみんなに言いました。「みんな仲良くしよう!」と。するとみんな賛成の手を挙げてくれました。それからサリーの周りは少しずつ変わっていったのです。
正しいことを正しいと言う、簡単なようでとっても勇気のいることです。この絵本を読んで、子どもたちがそんなことを感じ取ってくれたらうれしいですね。
はっぱのおうち
さちが庭で遊んでいると、雨が降ってきました。さちははっぱの屋根のお家を作って雨宿りをします。そこには、カマキリやモンシロチョウ・コガネムシなどが次々に来て雨宿りしていきます。雨が止むまでの楽しいはっぱのおうちの時間。さちにとって特別な時間です。
雨の日も楽しく遊べそうなお話です。雨の日に読んであげてください。
サイモンは、ねこである。
「こんにちは。ぼくたち似てますね。」と言うサイモンは猫です。誰に言っているのかというと、ライオン・チーター・ピューマ・クロヒョウ・トラ。サイモンは、「ちっとも似ていない」と、みんなに大笑いされてしまいます。でも、よくよく考えると似ているところが多くて…。みんな「俺たちもしかして猫の仲間なのかも!?」と気づいて、みんなで大笑い!似ていないようで、共通点の多い、ネコ科の仲間なのでした。
この絵本を読んで動物園に行ってみるのも面白いですね。
はなちゃんのぼうし
はなちゃんの空色の帽子が、ある日風でとばされてしまいます。帽子は高く舞い上がり、どんどん風にとばされていきます。
最初に落ちたところは動物園。きりんさんの頭の上です。次にとばされていったのは、畑の中。大きなかぼちゃの頭の上です。そんな具合にどんどんとばされていった帽子は、最後には・・・。
はなちゃんの帽子は、どうなってしまうのでしょうか?
次はどこにとばされるのか、ページをめくるどきどきが子どもたちから伝わってきます。
おばあちゃんがおばあちゃんになった日
「おかあさんがおかあさんになった日」「おとうさんがおとうさんになった日」の長野ヒデ子さんの絵本です。
今度は、おばあちゃんのお話。生まれたばかりの赤ちゃんのお世話で大変なお母さんのお手伝いをしてくれるおばあちゃん。あこちゃんの幼稚園のお迎えに来てくれたり、おやつに大学いもを作ってくれたり、とっても頼りになるのが、おばあちゃん。
おばあちゃんは、最初の孫が生まれた時に初めておばあちゃんになるんだ!そんなことに気づいたあこちゃんでした。
やさいぎらいのガジガジ
パセリの種をまいたばかりのポットくん。ある日、ポットくんにドッスーンと、丸々としたあおむしのガジガジが落ちてきました。何か食べ物を探している様子。ダンゴムシやミミズに、おいしい物を食べさせてもらいますが、「まず~い」と満足できないようです。
いつのまにか静かになったガジガジ。なんと、ポットくんにつかまって、さなぎになっていたのです。ガジガジは、アゲハチョウになりました。
物語のすばらしさと、生き物や植物の生態を知ることもできる絵本です。
おこる
なんで人は怒るんだろう?寝坊して怒られた。植木鉢を割って怒られた。遅刻して怒られた。怒られるのは嫌だけど、だったら一人になってみたら・・・一人は寂しい・・・
けんちゃんはすぐ怒る。ぼくだって怒る時は怒る。なんで人は怒るんだろう?
人の感情の一つ、「怒る」。誰でも持っている感情だけど、怒った後は心がどんより。怒った時のことを思い出して、自分の気持ちをちょっと整理できる絵本です。子どもを思わず怒ってしまった後に読んであげるといいかも!?
かめくんのさんぽ
「ぞうくんのさんぽ」シリーズの新しいお話しです。今度はかめくんのおさんぽ。いつもの仲間のわにくん・かばくん・ぞうくんを散歩に誘いますが・・・
最後は、ちょっとだけ「ふふっ」と面白くて、なんだか楽しくなってしまうお話しです。繰り返し呼んであげたい絵本です。
もじもじこぶくん
こぶたのこぶくんは、とっても恥ずかしがり屋。アイスクリームを買いに行きます。アイスクリームのお店に着いたこぶくんは、下を向いてもじもじ、もじもじ。その間にサイやワニなど、いろいろな動物が先にアイスクリームを買っていきます。すると、こぶくんの耳に小さな小さな声が聞こえてきました。こぶくんよりもずっとずっと小さなアリがアイスクリームを買いにきたのでした。こぶくんはどうしたのでしょう?アイスクリームは買えたのでしょうか?
勇気を出すことの大切さ・自分よりも弱いものへのやさしさを教えてくれる絵本です。
きんぎょがにげた
きんぎょが金魚鉢から逃げ出しました。このきんぎょ、かくれるのがとっても上手。見開き1ページのどこかにきんぎょがかくれています。どこにいるのかな?親子で探してみましょう。
そして、最後はどこにたどり着くのでしょう?
オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ
「オニのサラリーマン」の、シリーズ第二弾。何と今回のオニのサラリーマンは、出雲に出張に行きます。日本中の神さまが出雲に集合する神さまサミットのため。出雲の玄関口稲佐の浜に神さまたちがぞくぞくと集まってきます。オニはその警備のお仕事。ありとあらゆる神さまが集まり、風神雷神までやってきて、神さまたちのお祭りが始まります。オニも一緒に踊りだします。
出張が終れば、えんまさまにボーナスがもらえるかも!?
まどをトントントン
ある日、ちえちゃんとお父さんが、夜、動物の絵本を読んでいました。アリクイのページを開くと・・・ドンドンと窓をたたく音がして、なんと本物のアリクイが部屋に入ってきたのです。その後も、クマやワニ、ページをめくるたびにその動物がやってきて、最後はオオカミのページです。オオカミがやってきたら大変!と窓のほうを見ると、窓の外にいたのは・・・?
ちえちゃんの絵本のページをめくるドキドキが伝わってくる絵本です。
いたずらっこのきたかぜさん
きたかぜさんが、こうえんに飛んできました。みんなの素敵な帽子がうらやましいきたかぜさんは、ピューっと、みんなの帽子を飛ばしてしまいます。飛ばした帽子を、木の枝や飛行機にかぶせたいたずらっこのきたかぜさん。みんなが寒がっているのを知って、あわてて帽子をかえしました。でも・・・
分かりやすい絵と文章で、軽快にお話が進んでいきます。寒い日に読んであげたい絵本です。
おしいれじいさん
ある家のひんやり暗いおしいれの中に、おしいれじいさんがこっそり住んでいます。もちろんこの家の人間はおしいれにまさかそんなものが住んでいるなんて知りません。人間に見つからないようにおしいれの中にごちゃごちゃ入っているもので遊んだり、本で調べ物をしたりしていました。
ある日、一本の長い棒を見つけました。それが何なのか本で調べてみると、つりざおという名前。どうやらおおものを捕まえる道具らしい。おしいれじいさんはさっそく使ってみることにします。いったいおしいれの中ではどんな物がつれるのかな?
この絵本を読んで、おしいれって、何が入っていたっけ?と、自分の家のおしいれを探ってみるのも楽しいかもしれません。
まゆとおおきなケーキ
「やまんばのむすめ、まゆのおはなし」シリーズです。
ある素敵な春の日。やまんばかあさんと娘のまゆは、お客さんを呼んで春のパーティーをひらくことにしました。やまんばかあさんがご馳走を作っている間に、まゆは春のケーキを作ることにしました。世界一でっかいケーキを作りたいまゆ。おひさまにケーキを焼いて貰おうとしますが、くもが邪魔をします。まゆはどうやって大きなケーキを焼いたのでしょうか?
春のパーティーで、みんなは大きなケーキを食べてまんぷく♪素敵なパーティーができました。
オニのサラリーマン
オニもお給料をもらって働いている!?この絵本に出てくるオニは、顔は真っ赤でつのもあるけど、スーツを着てお弁当を持って会社に出勤するサラリーマンなのです。普通のお父さんとちょっと違うのは、働いているのは地獄の血の池。上司はえんまさま。でも、仕事で失敗して上司に怒られたり、給料日前は家計が苦しいなど、どこにでもいそうなサラリーマンの姿です。
子どもが楽しむのはもちろん、お父さんも共感できる絵本です。ぜひ、お父さんのお膝の上で読み聞かせてあげてください。
バムとケロのおかいもの
子どもたちが大好きな、バムケロシリーズ。
今日は月に一度のお買い物の日。バムとケロとかいちゃんは、ワクワクしながら、市場に到着!八百屋さんや生地屋さん、他にも変わったお店がいっぱい!楽しくてたくさん買い物をした3人は、大満足です。
この絵本を読むと、お店でお買い物したくなること間違いなし!自分で品物を選んで買い物をする楽しさを知ることのできる絵本です。
もりのおふろ
森の奥でお風呂がわいています。最初にやってきたのはライオン。ライオンは身体を洗いました。そして次にぞう。次にワニ。と、どんどん森の動物たちがやってきて、丸いお風呂のまわりで背中を洗いっこ。最後は、みんなでお風呂へどぼーん!みんなで入るお風呂はとっても楽しい!お風呂が大好きな子も大嫌いな子も、楽しめる絵本です。
いっしょにあそばへん?
みんなが寝静まった夜です。なるおくんやとらこちゃんはぐっすり眠っています。そんな夜、カスタネットが動き出し、公園で演奏を始めました。そしてその音に誘われて、トライアングルやリコーダー・ピアノや大だいこまで、次々と公園に集まってきました。楽器たちの大演奏会。楽しく演奏していると、夜が明けてきてしまって・・・
私たちが寝てしまった後、本当にこんなことが起こっていたら、楽しい!と、想像力をかきたてる絵本です。親子でこの絵本を読んで、夜どんなことが起こるのか、想像してみるのも楽しいのではないでしょうか?
あらいぐまとねずみたち
あらいぐまの親子が住んでいます。あらいぐまはとっても利口で、豆やじゃがいもを作って収穫して暮らしています。そのあらいぐまの家にどろぼうが入りました。たくさんのねずみたちです。それを知ったあらいぐまの親子は怒りますが・・・。
生活力のあるあらいぐまと、それを教わるねずみたち。そして、最後にはねずみたちの恩返し。支え合って生きることのすばらしさと、やさしさが詰まった絵本です。
たくさんのねずみたちの表情もかわいくて、一匹ずつじっくり見たくなります♪
どうぶつしんちょうそくてい
今日は動物園の身長測定の日。うさぎやカンガルー・キリンなどが、順番に身長を測りますが、耳が邪魔だったり、ジャンプしてしまって測れなかったり、動物の身長測定はたいへん!
子どもたちも、どれだけ大きくなっているか毎回楽しみな身長測定。身近な題材のお話は、子どもたちの心をぐっとつかむことでしょう。
背が伸びているか、確かめたくなる絵本です♪
11ぴきのねこ
【チームワークって大切!と思える絵本】
11ぴきのねこがいました。ある日、11ぴきのねこは大きな魚を捕まえておなかいっぱい食べようと、湖にやってきました。いかだを作っていざ出発!大きな魚が出ました!出ました!でも、とっても手強くて歯が立ちません。11ぴきのねこはいろいろ考えます。さあ、11ぴきのねこは、どうやって大きな魚を捕まえるのでしょう?
「11ぴきのねこ」シリーズの第一弾。ぜひ、読んでおきたい一冊です。
しげちゃん
【自分の名前が大好きになる絵本】
生まれた全ての子どもに最初に与えられるのは、名前。両親やおじいちゃん・おばあちゃん、赤ちゃんの周りの大人が一生懸命考えて決めます。名前には、産まれてきた子どもへの希望が込められていたり、愛情の現われだったりします。
でも、それを知らない「しげちゃん」。自分の名前が嫌いです。男の子みたいでいやだなぁと。ある日、お母さんに名前を変えてくれるように頼みますが・・・。そこで初めて、自分の名前に込められた意味を知ります。その時「しげちゃん」は、どう思うのでしょうか?
女優の室井滋さんが自分のお話を書いた絵本です。この絵本を読んであげて、お子さんの名前の由来を話してあげてください。子どもたちは、自分のことがもっと大好きになるはずです。
もりのなか
【森の中にいるような気分になれる絵本】
ぼくが森へ散歩に出かけます。すると、いろいろな動物と出会い、あとからあとから、ぼくの散歩についてきました。ライオンやぞうにクマ、たくさんの動物と一緒に大行列で森の中を散歩し、かくれんぼやハンカチ落としなど、楽しく遊びます。
子どもたちがわくわくする動物や遊びがたくさん!ページをめくるたびに、お話しに引き込まれていくことでしょう。そして、この絵本は、全ページ白黒ですが、読み終わった後は、まるで本当に森の中にいたように、木々の緑や動物たちの色など、思い浮かべることができるでしょう。
大根はエライ
大根はエライ!「そんなことないってば」(大根が言っています笑)が表紙のこの絵本。普段はスポットライトをあびることの少ない大根が、実は素晴らしい食材であることが、描かれている絵本です。どんなお料理にも合い、どんな風に食べてもおいしい!でも、大根自身は全く目立たないから、この絵本で改めて大根の素晴らしさを知ることができるのです。
大根の種まきから始まり、育て収穫し、おでんにして食べる池上台幼稚園の子どもたちならば、ぜひ読んでおきたい絵本です。
この絵本は、2019年 日本絵本賞です。
もぐらはすごい
もぐらという生き物がいるということを知っている子は多いと思いますが、もぐらの生態を詳しく知っていたり、実際にもぐらを見たことのある子どもは少ないのではないでしょうか?
この絵本では、知られざるもぐらの生態を詳しく紹介し、もぐらを身近に感じることのできる絵本です。この絵本を読めば、もぐらを探したり、もぐら塚を見つけたりと、何気ない場所でも発見があるかもしれませんね。大人が読んでも「へ~~!」と、関心できること間違いなしです。ぜひ、お子さんと知らない世界へ出発してみましょう。
この絵本は、2019年 日本絵本賞大賞です!
おえどのおなら
いつの時代の誰であっても、人間ならおならをするものです。お江戸八百八長は、どこもかしこもおならだらけ!「プップッ」と鳴ったり、「ボワン」「ブオ~ン」などなど、人それぞれいろんなおならがあるものです。
これを読めば子どもたちは大爆笑!元気のない子・怒られて泣いている子・お友だちとけんかをしちゃった子、どんな子でもこれを読んであげれば、すぐに笑顔で大笑いしちゃいます。だって、子どもはこういうのが大好き!
ガラスのなかのくじら
くじらのウェンズデーは、水槽に住んでいます。水槽の中しか知りません。ある日ウェンズデーは、遠くに海を見ました。でも、初めて見る海。それがなんなのかも分からないけど、なんだか気になる。ウェンズデーは、思い切って高く高くジャンプしてみました。そして水槽を出て、ブルーの海に来たのです。
自分の周りがすべての子どもたち。少し視野を広げてみると、大きな世界が広がっているんだということを知ることができる絵本です。
4ひきのりっぱなこぐま
4ひきのこぐまと、おじいさんぐまのお話です。りっぱなくまというものは・・・と、おじいさんは一生懸命こぐま達に教えますが、なかなか上手くいきません。こぐま達は、それぞれ自分が楽しいと思うことをして、特技を見つけていきます。思い通りにならなくて、ついつい怒ってしまうおじいさんくまですが・・・。大人の思い通りにならないのが、子どもたち。そんな子どもたちを認めて受け入れることのできる大人でいたいと考えさせられる絵本です。
ねずみのおいしゃさま
ある雪の降る夜中に、ねずみのおいしゃさまに電話がかかってきました。りすのぼうやが熱を出してしまったので、すぐに来てほしいという電話。ねずみのおいしゃさまは、急いで準備をしてスクーターで出発しました。でも、すごい大雪でスクーターが動かなくなってしまいました。ねずみのおいしゃさまは、どうしたのでしょう?無事にりすのぼうやの熱は下がったのでしょうか?
暖かいお家が恋しくなる絵本です。
その気になった
その格好をしたら、その気になるってこと、大人になってもありますよね?いろいろな格好をしてその気になって遊ぶ子どもは、とっても想像力豊かな子だと思います。そんな子どもは成長したらどんな大人になるんでしょう。将来がとっても楽しみ♪子どもの頃から、たくさんイメージする力を育むことの大切さを教えてくれる絵本です。
うみやまがっせん
おさるが山から下りてきて、「さあ、海の魚をつるぞ!」と、釣りを始めました。「おまえなんかに、釣られてたまるか!」と、大きなたこが海から引っ張ります。その後も、山からはウサギ・たぬき・くま・・・海からは、たい・ひらめ・まぐろ・・・と、次々と参戦して、竿と釣り糸を引っ張り合います。さあ、この勝負、どうなるのでしょうか?最後には、かにが出てきて・・・・
いろいろな生き物が合戦をする楽しいお話です♪
とうさん かあさん
おとうさんとおかあさんにも、子どもの頃があったの!?と、子どもたちは、おとうさんとおかあさんは始めからおとうさんとおかあさんだと思っていますよね。この絵本では、おとうさんおかあさんの子どもの頃のことやどんな風に大きくなったのかを子どもたちが知ることのできる絵本です。
この絵本を読んであげた後は、おとうさんおかあさんの小さかった時の話しをしてあげてはいかがでしょうか?きっと、その話は、子どもたちの心に残るはずです。
おなじそらのしたで
「ぼくたちはみんなおなじそらのしたでいきている ここでも とおくでも」
絵本のページをめくると、必ず空に穴が空いていて次のページの空とつながっています。それぞれのページにはねこの家族・ライオンの親子・ペンギンのカップル。どこにいても、空はひとつ。み~んなつながっています。当たり前だけど、あらためてそのことに気づかせてくれる絵本です。
バルバルさん
バルバルさんは、青い屋根のちいさなとこやさんで、楽しく働いています。その日一日は、いつもと違うお客さんがたくさんきました。ライオンやワニやヒツジがやってきて、難しいオーダーをしますが、バルバルさんは、どのお客さんにも満足してもらえるように一生懸命です。
なぜ、こんなに変わったお客さんがたくさんくるのかな?と思ったら・・・な~んだ!そういうことだったのね!
次はどんなお客さんが来るんだろう?と、話の続きが楽しみでワクワクするお話です。
いもうとのにゅういん
あさえには妹のあやちゃんがいます。あやちゃんは、いつもあさえのお人形をほしがっています。ある日、幼稚園から帰ると、あやちゃんがぐったりしていてお母さんと病院に行ってしまいました。その後、あやちゃんが入院すると聞いて、あさえはびっくり!あやちゃんが喜ぶお見舞いをいろいろ考えます。あやちゃんは元気になるのでしょうか?そして、あさえはどんなお見舞いを持っていったのかな?
「あさえとちいさいいもうと」の続編です。少し大きく成長したあさえとあやちゃんに注目して読んでみてください。
まゆとりゅう
北のお山のてっぺんの3本杉の木の下に、せいたかのっぽのやまんばと、その娘のまゆという女の子が住んでいました。
ある冬の朝、「今日はお客様が来るよ!」と聞いたまゆは、いつもよりちょっとおめかしをして、お客様を待っていました。
空の上からドンゴロンゴロンと音がしたかと思うと、やってきたお客様は、なんとりゅうの親子!
それから、りゅうの親子とやまんばの親子で、何をしたのでしょう?
寒さ厳しい冬から、春へ、季節の移り変わりを感じる絵本です。
きょうりゅうオーディション
ブラキオサウルスにトリケラトプス、プテラノドンにプシッタコサウルス、そして、なんといっても、ティラノサウルス。たくさんの恐竜が登場します。それぞれのページには、その恐竜の大きさや特徴などが載っていて、お話絵本ですが、まるで図鑑のような絵本。
恐竜たちが集まって、お芝居のオーディションを受けます。みんな得意なことを披露しますが、誰がお芝居に出られるのかな?
恐竜好きの子どもたちには、たまらない一冊です。
ひとりぼっちのライオン
あるところに、さびしがりやのライオンがいました。ライオンは、ともだちを探しに出かけました。
いろいろな動物に会います。その動物のまねをしたり、にっこり笑ってみたりして、なんとか仲良くなろうと頑張りますが・・・
ともだちと仲良くなった時のうれしさを、思い出せる絵本です。そして、ともだちを大切にしたくなりますよ♪
ぽちっとあかいおともだち
真っ白な雪の中に、しろくまの子どもミキは、ぽちっと赤いものを見つけました。「あれはなんだろう?」と、近くまで走っていくと・・・。
ミキは、ぽちっと赤いおともだちと雪の中で楽しく遊びました。
すると、ぽっちと赤いおともだちのママが来て、うれしそうにくっつきました。それを見たミキは、自分のママを探します。ミキのママはどこにいるのでしょう?
ママにぎゅーっとしてもらいたくなる絵本です。
山のとしょかん
山に住んでいるさみしいおばあさん。むかし子どもたちに読んであげた絵本がおしいれからでてきました。その日から、夜になると男の子が毎晩絵本を読んでもらいにおばあさんの家にやってきます。「どこの子かしら?」と、ある日男の子についていくと…なんと!
絵本を読んでもらう幸せな気持ちと、次の日のお話はなんだろう?というワクワクした気持ちを一緒に味わうことのできる絵本です。
びゅんびゅんごまがまわったら
かえで小学校には、子どもたちが大好きな遊び場があります。あるきっかけで、その遊び場の鍵がかけられてしまいます。子どもたちはなんとか鍵を開けてもらおうと、校長先生に掛けあいますが・・・。校長先生と子どもたちのやりとりがおもしろく、ワクワクする遊びがたくさん出てくるので、お話が進んでいくとどんどん引き込まれていくことでしょう。
池上台幼稚園の冒険の森は、なんと!この絵本に感銘を受けた園長先生が作られたものなんです。池上台幼稚園の原点とも言えるこの絵本、ぜひ読んでください♪
どろんこハリー
くろぶちのある白い犬のハリーは、おふろが大嫌い!ある日、すすや泥で真っ黒になってしまいます。家の人はその真っ黒の犬がハリーだと気づきません。家の人に気づいてもらうために、ハリーはどんなことをしたのでしょう?読んだ後は、思わず泥んこ遊びがしたくなる絵本です。
きょだいな きょだいな
「これ、すっごく大きかったら、楽しいだろうなぁ」と、子どもの時に思ったことありませんか?
この絵本は、そんな子どもたちの夢をかなえる絵本です。「あったとさ、あったとさ」で始まる絵本。きょだいないろいろが登場し、子どもが100人そこで遊びます。見ているだけで楽しくなってしまう、そんな絵本です。
ぜひ、ご家庭で読み聞かせてあげてください。そして、絵本の中に登場したもの以外にも、きょだいだったら楽しいものを、お子さんと想像してみてはいかがでしょうか?きっと素敵な親子の時間が持てますよ。
わくせいキャベジ動物図鑑
わくせいキャベジにすんでいる動物たちを学べる図鑑です。
わくせいキャベジについては、その多くがまだ謎に包まれています。
一部をご紹介しましょう。
『ウマパラガス』草原に住み、一日にたくさんの草を食べる。
『クマネギ』茶色く大きな体で、表面の皮はとてもうすい。皮がむけると、その下は白い。
はるか彼方のわくせいキャベジについて、みなさんも思いをめぐらせてみてください。
もう ぬげない
ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって、もうどのくらいたったのかしら。
おもしろいフレーズから始まるこの絵本。
自分の身に起きる『事件』をおもしろおかしく、またそれを前向きに捉えていく主人公。
ポジティブに事件解決だ!!。子ども目線での出来事を、子ども目線で考えさせてくれ、楽しませてくれる絵本です。
でも、最後の結末は、「あっ、やっぱり・・・。」
そらの100かいだてのいえ
ある日、ツピという名前のシジュウカラが、ひまわりの種をみつけます。お腹が減っていたけれど、一つ食べるよりはたくさん食べたい。
ツピはひまわりの種を育てる事にしました。だけどどこに植えていいのか分からず困っていると・・・。ツピのひまわりの種を作る作戦は上手くいくかな?
100かいだてのいえ
ある日トチくんに手紙が届きます。「ぼくは100かいだての てっぺんに住んでいます。あそびにきてください」
さぁトチくんの大冒険の始まり始まり~。100かいだての家は、色々な動物たちのおうちが繋がって出来た家。てっぺんには誰がすんでいるのかな?
ページを開く度にドキドキが止まらない絵本です。
くいしんぼうのクジラ
くいしんぼうなクジラ。いただきますが大好きで、ごちそうさまが大嫌い。くじらはなんでも、どんどん食べる。海の中のもの全部食べ、川を上り川のものを全部食べ、挙句の果てに陸の上までクジラが♪
陸の上のものを全部吸い込んで満足なクジラ。さぁ家に帰ろうとした時に・・・。ダイナミックな絵の中に、細かく書かれた食べ物たち。次はなんだろうと、心がワクワクする絵本!
きょうはそらにまるいつき
赤ちゃんが空をみています。きょうはそらに まるいつき。
女の子がバスでかえります。きょうはそらに まるいつき。
みんなのよるに それぞれのよるに ごほうびのようなおつきさま。
温かみのある素敵な言葉。一日の終わりに、全ての人をゆっくりと、またいつもと変わらず迎えてくれる。そんな素敵なおつきさま。お子様とゆっくりと読んでください。平成29年度日本絵本大賞作品。
ふしぎなキャンディーやさん
ブタくんが森の中を歩いていると不思議なキャンディー屋さんがありました。「このキャンディーをなめると不思議なことが起こるよ。」黄色をなめると力持ちに!青をなめるとライオンの声!他にもたくさんの色がある♪キャンディーを4つ買って、さぁブタくんのいたずらの始まり始まり〜。子どもの創造を膨らませる事ができる一冊。
かがみのえほんふしぎなにじ
この絵本は仕掛け絵本になっています。絵本を両手にもって、左右のページの角度を90℃で向き合うところまで本を開いて見てみると、なんと絵本の中の鏡に虹が輝いています!しかも平面ではなく、立体的に見える!色々と形を変え、最後に虹がどうなるか?お子様と楽しみながら読んでください。
ぼちぼちいこか
かばくんが自分の未来を夢みて、いろいろな事に挑戦します。
消防士に船乗りパイロットやバレリーナ!しかし、かばくんは、かばくん。体重も重いしそこまで器用じゃない。
おもしろい失敗の仕方をしてしまいます。「どないしたら ええのんやろ?」かばくん色々考えて一言!
「ま、ぼちぼちいこか」ぜひ読んでみてください。
ぼくとクッキー さよならまたね
ぼくはクッキーと毎日毎日仲良く遊んでいます。いつも別れるときは、「さよなら、またね」次の日もまた次の日も。
ところがある日、いつもと同じように遊んでいるとクッキーが元気なさそう。いつもの挨拶も「さよなら・・・。」
どうしたんだろうクッキー。その日の夜、クッキーとおばさんが家にやってきました・・・。心の動きを描く作品。
おへそのあな
おへそのあなから みえるみえる。お母さんのお腹の中から、赤ちゃんが様子を伺っています。「あっお兄ちゃんだ!なにしてるのかなぁ?みてみてロボットを作ったよ。産まれてくるあかちゃんにあげるんだ」
あかちゃんがお腹の中にいる時にこのように感じてくれていて欲しいと思える感動の一冊。
にじ
♪庭〜のシャベルが〜 い〜ちに〜ち濡れて〜 あ〜めが〜あがって〜 く〜しゃみを ひとつ〜♪
幼稚園でよく歌われる新沢としひこさんの歌。そのうたの世界観が伝わってくる絵本です。お子さんと口ずさみながら、見ていただきたい絵本です。
とべ バッタ
あるしげみに、バッタが一匹隠れていた。バッタは、いろいろな動物や虫から狙われていた。毎日毎日、怯えて暮らす毎日。そんな暮らしが嫌になり、バッタは決意する。飛び立とうと!虫や動物を蹴散らし、荒地を越え空高くまで・・・。人それぞれ教わることや、感じることが違う絵本。
セイウチくんをさがせ!
皆の人気者セイウチくんがなんと動物園から逃げ出しました。セイウチくんは街の中の物や人になりきって隠れています。あなたはセイウチくんを見つける事はできるでしょうか?
文字が一切なく、絵だけでストーリーを考える絵本ですが、楽しくまた内容も分かりやすいので、とても楽しめる一冊となっています。
30000このすいか
山に囲まれた広い畑に30000個のすいかがのんびりとくらしていました。ある時カラスたちが言いました。「可愛そうに。この子たちは食べられてしまうなんて ちっとも知らないよカーカー」と。
『わたしたち食べられちゃうんだ!!!!』『ここにいたら大変だ!逃げ出そう』さぁ30000個のすいか達の、冒険が始まるよ!!
28年度絵本大賞作品!!
むしむしとことこどこいくの?
てんとうむしが、とことこあるいています。りんごの上かと思ったら、「りんごむし!」。りんごむしとてんとうむしが、てくてくあるいています。すいかの上と思ったら「すいかえる!」。すいかえるとりんごむしとてんとうむしが、ぴょこぴょこ跳ねています・・・。
大人もびっくり!子どももびっくり!奇想天外な生き物がたくさん出てくるおもしろい絵本です。
はっきょいどーん
皆んなのヒーロー明の海関!優勝が懸かった大一番!相手は最強横綱ぶるどう山!みあってみあって、はっきょーーい、どん!!!!!!!
この絵本は言葉ではなく、絵から力強さ・勇気・根性・努力が伝わってきます。見ているこちらも「頑張れ!頑張れ!明の海!!」と応援したくなってきて、相撲が取りたくなっちゃう一冊。
ふたつのいちご
おかあさんがケーキを作ってくれました。しかし家族の全員分のいちごがありません。そこでかすみちゃんは、『いちごを探してくる』とコートをきてポケットにハンカチをいれ、靴をはいて出かけました。ところが、前にいちごが生っていたところには、枯れた葉っぱがあるだけでした。ちょうどその時にうさぎに子どもが・・・。林あきこさんの温かい絵、細かい描写を楽しんでみては?
フワフワさんはけいとやさん
第19回の絵本大賞の「今日はマラカスの日」のスピンオフ作品です。
クネクネさんのお友達のふわふわさんが今度は主人公!皆に喜ばれる毛糸のパンツや帽子を作ります。ゆったりとした物語の展開の中に、ふわふわさんのあったかい心づかい。みているこちらまで心がほっこりしてきます。是非お子さまとゆったりした時間の中でお楽しみください。
いしゃがよい
中国のある所に、エンさんという人がすんでいました。きのこ狩りの帰り道泣いている子パンダを見つけました。ファンファンと名づけました。ファンファンは体が弱いので、エンさん自転車にのせて ひとやま こえ ふたやま こえ いしゃがよい。
月日が流れ、ファンファンが大きくなると・・・。繰り返しのフレーズがなんとも心地よい一冊です。
どうぞのいす
うさぎさんがつくったちいさないす。そのいすを皆が大好きな大きな木下に置きました。『どうぞのいす』という看板をつけて。そこに荷物をもったロバがやってきて、どうぞのいすに荷物を置いてお昼寝をしちゃいました。どうぞのいすにはロバの荷物のどんぐりが・・・。看板には、どうぞのいすという文字。そこに熊さんがやってきました。さてさてどうなるのかな?
999ひきのきょうだい
はるです。かえるのお母さんが田んぼに999匹のたまごを産みました。田んぼの水がぬるんできたころ、たまごからおたまじゃくしが産まれました。あれあれ?ひとつだけたまごのままで残ってる・・・。よーく聞くと「グースーピー」まだまだゆっくり寝ています。皆がおたまじゃくしになっても、まだまだグースーピー。皆に手が生えてきてもグースーピー・・・。「いいかげんにおきなさぁーーい。」さぁ999匹の兄弟の冒険の始まり始まり~。
エステバンとカブトムシ
ある日の午後。エステバンはカブトムシを見つけた。何も言わずに、靴を脱ぎ、それを手に持ち、ぐっとふりあげた。そのときエステバンは考えた。『このカブトムシはどこへいくんだろう?どこにむかって?どこまで?』気にしだし始めたら、とまらない。地面に顔をくっつけて、ゆっくりカブトムシをみてみた・・・。いつもと同じように行動するのではなく、たまにはふと足をとめ、『理由』を考えてみるのもいいかも?
ジャーニー
女の子とまほうのマーカー
ある日、女の子が暇をもてあましています。家族はだれも相手をしてくれません。部屋に戻ると一本の赤いマーカーが。どこかへ行きたい!という心から、壁にドアを書き、そのドアを開けるとそこは今までに見たことのない素敵な世界が広がっています。さぁ冒険の始まりです。この絵本は文字がありません。しかし絵から表情や気持ち、緻密に計算された風景等、様々な物が伝わってきます。さぁ子どもと一緒に冒険へ!!
おおかみだぁ
おおかみがくる・・・。はやく!ページをめくっておいはらうんだ!近づいてくる・・・。急いで本を右に傾けて!いいぞもっと傾けて!今度は本を振るんだ!しぶといやつ!こうなったら・・・。というように新しい本の読み方をしながら、親子で楽しんでいただける一冊です。
ほうれんそうはないています
ぼくはほうれんそうです。ゆでておひたしに。バターといためてしょうゆをたらり。でもぼくはたべてもらえません。最初この絵本を読んだ時、途中まで何の事だろうとおもっていました。しかし、呼んでいく中で、意味が伝わりました。日本で起きた事、これからの未来へ投げかけたメッセージ。気持ちが風化してしまわないように、子どもたちに伝えていかなくてはいけないと思いました。
どこまでゆくの?
『おでかけしまーす』との第一声から子どもが元気に外へ遊びにいきます。この絵本は、子どもが道を歩いていき街並みを見ながら遊びに行く絵本です。言葉はないけれど、色々な人や物、生き物や建物が描かれています。迷路みたいになってるけど大丈夫!矢印の方へ進んでいけばほら♪
お子様を膝の上にのせてゆっくりと読まれてみてはどうでしょうか?
そうちゃんはおこってるんだもん
おかあさんがお出かけしていない時に、お父さんとそうちゃんと妹のなっちゃんのやりとりが描かれています。兄弟がいて、下の子を優先してしまう事はないでしょうか?そんな一日を、お兄ちゃんの視点から描いた作品。お兄ちゃんだからといって、色々な事ができるようになったって、子どもなんです。甘えたいときや、悔しいときもあります。そんな時は…。
お父さんお母さんに是非とも読んでいただきたい絵本です。
にているね
「うまはかっこいいね。うん ほんとうにかっこいい。」と絵本が始まります。それに呼応したのは、なんと「椅子」。イスは、こういいます。
「あぁ たしかに そうおもう なかなか かっこいい それに・・
おまえ おれに にているよね」。さぁここからが、馬と椅子の似ている所探しです。一見全く違うものに見える二つのもの、しかし用途や必要性は似ている。なるほどと感心できる一冊です。
おっとあぶないかわのなか
ある島で、草原の王ライオンが親子で釣りをしています。そこに森の王のゴリラの親子がやってきました。二人の王は自分たちが一番すごい!と、自慢や競争を始めます。しかしその時、大雨が降り二人ともピンチに!困ったときまでお互いの足を引っ張る二人。しかし絶体絶命になると二人が力を合わして・・・。人間のおもしろい性が上手に描かれている絵本です。
かくしたのだあれ
てぶくろかくしたのだあれと、語呂のいい言葉から絵本がスタートします。隣のページには、二羽の鶏がいて、てぶくろがかくれています。この絵本は、五味 太郎さん独特な考える絵本・仕掛け絵本の中の一つの作品となっています。可愛らしい動物や子どもたちの中から、探し物はみつけられるかな?小さなお子さんと楽しみながら読んでください。
デイビッドがやっちゃった!
前回紹介した「だめよ デイビッド」の続編です。今回はデイビッドが喋る側にまわります。ママのいう「だめよ」は、「危ない目に合わないで」「立派な大人になって欲しい」という言葉の裏返し。その言葉の本当の意味は「愛しているわ」だと思います。今回言い訳しているデイビッドは、本当は「僕、失敗したくないんだ」という事なのかも??
しゃっくりがいこつ
朝、ガイコツが目が覚めると、しゃっくりが止まりませんでした。
ヒック ヒック。シャワーを浴びて、歯を磨いて、骨のお手入れも。それでもまだまだしゃっくりは止まりません。ヒック ヒック。ハロウィンのかぼちゃを作っても、落ち葉かきをしてもだめ。友達のおばけがしゃっくりを止めるために、色々な事を教えてくれます。ヒック ヒック。どんな方法でしゃっくりは、止まるかな?
はじめてのおつかい
『みいちゃん 一人で おつかい できるかしら?』
「うん!みいちゃん、もう いつつだもん」
そこから始まる、みいちゃんの冒険。自転車を飛ばす人やともだちのともちゃん。長い坂や、声をかき消す車。さまざまな物がみいちゃんを遮ります。子ども目線でみる、景色や大人たち。果たしておつかいの結果は?
林明子さんの温かい描写に包まれてください。
おおやまさん
このおじさんはだれしょう?泥棒?おまわりさん?正解は幼稚園のバスの運転手さんです。いつも恐い顔をしていて、めったに喋る事もありません。喋ると言えば、『右よし、左よし』だけ。そんなある日僕は見てしまったのです、おおやまさんが笑っている所を・・・。
子どもたちの目線で、子どもたちが気づいた運転手さんの、優しさと温かさと厳しさ。『プロ』なおおやまさんに心が温かくなります。
はしれ、トト
トトはわたしの大事なぬいぐるみ。ある日、おじいちゃんに連れられて競馬場に出かけたら、トトそっくりの馬がいた・・・。おじいちゃんと一緒にいった大人たちの競馬場を、子ども目線で捉えている絵本です。子どもが感じる部分を鮮やかな色で表したり、嫌いな部分を白黒で表したりとダイナミックな画法で描かれています。子どもの頃の感覚が戻ってくるようでした。
きょうはマラカスのひ
マラカスをしってますか?の一言で始まる世界。今までに見たことのない感触の絵本です。クネクネさん、フワフワさん、パーマさんがマラカスの発表会を行ないます。発表会では、軽快なリズムが描かれており、子どもたちに読むと踊りだしてしまうかも?本を読んでる最中は笑顔に絵本を読み終えたときには、心の中からホッと温かくなります。この本は、銅版画に色をつけて描かれています。本年度の絵本大賞です。
カエルのおでかけ
物語の主人公はカエル。カエル視点で物事が進んでいきます。普通明日の天気は「雨」と聞くと、気分が少し滅入ってしまいますが、カエルは「やったーいい天気だ!」。外に行くのも傘なんていらない。服だって着たくなーい。時間が経ち、雨がやんでしまうと・・・。絵の質感や色彩がおもしろく、どんどんページを捲りたくなる素敵なお話。
はぶじゃぶじゃん
「ぼくの名前は、はぶじゃぶじゃん。只今魔法の修行中。まほうの呪文もはぶじゃぶじゃん。きょうの修行はまっくろくもを追い返すこと。」から始まる、軽快な物語です。魔法を唱えると、追い返すどころかどんどんたいへんなことに。
まけるなはぶじゃぶじゃん!頑張れはぶじゃぶじゃん!!
もりのおくのおちゃかいへ
キッコちゃんは、おとうさんが忘れていったケーキを、届けに行くため森の中へ入っていきます。お父さんの背中をみつけ、そのままついていくと、実はお父さんではなく、くまでした!しかもなんとそこは動物たちが開いていたお茶会の会場。動物たちは喜んでキッコちゃんを迎えてくれました。 この絵本は全体に白黒で、伝えたい所だけ色が塗られています。作者の心と、温かさが伝わる日本絵本賞 大賞作品です。
くれよんのくろくん
新品のくれよんたち。色んな色のくれよんたちが真っ白なキャンパスに絵を描き始めます。しかし黒い色のくろくんだけ仲間はずれ。落ち込んでいると、皆が喧嘩をはじめちゃった。「僕の色がみえないじゃないか」「わたしのうえに書かないで」。それを見たくろくんは、絵を全部黒で塗りつぶして・・・。皆それぞれ光るものがある。いい所を見つけて伸ばすことが大事と教えられます。
ふしぎなタネやさん
あるひブタくんが、もりの中を歩いていると不思議なタネやさんがありました。タネやさんのおじさんはブタくんに、色々なタネを見せてくれます。白いタネ・わっかのタネ・ふわふわのタネ他にもいっぱい。さぁ一緒に呪文を唱えましょう。「ネタ ネタ ロデネタ〜 ネタ ネタ ロデネタネタ〜」 さぁいったいどんな樹が育つかな?
きりんいす
せんたく大好きなかあちゃん。晴れた良い天気の日は何でもせんたくしてしまう。子どもも犬もネコも食べ物だって、家にあるものはぜ〜んぶせんたく。空から落ちてきたカミナリさまだってなんのその。せんたくばさみでしっかりとめて、しわをのばしてピンピンピン。かあちゃんにかかれば、ほら、何でもこの通り。お子様と一緒にゆっくりみてあげてください。
ぼくのふとんはうみでできている
ぼくのふとんはうみでできている。波の音でぐうぐうぐう。ぼくのふとんはねこでできている。ねこのふとんをこねこね。ぼくのふとんはパンでできている。パンのふとんをむしゃむしゃ・・・。夜の夢と朝の目覚めのいったりきたりが楽しい“ふとん”。
てつぞうはね
ミロコマチコさんがかっていたねこの“てつぞう”。てつぞうとの思い出を、温かな言葉とかわいらしい絵で表現しています。てつぞうの一つ一つの行動が、ミロコマチコさんの日々の生活の中に繋がっていて、全てを受け止め、大事な家族の一人として共に生活していたのが伝わってきます。
ミロコマチコさんの感性と優しさがとても近くに感じられ心が“ほっこり”。
ぼくのトイレ
朝のトイレ。お父さんが並んで、お兄ちゃんが並んで、僕も並ぶ。毎日同じトイレ。そのトイレがいつもと違ったら・・・。ふにゃふにゃトイレ、ルーレットイレ、図書館トイレに50メートルトイレ。でも一番楽しそうなのは、トイレットコースター!どんな冒険が始まるかな??
だめよ、デイビッド!
デイビッドのママは、いっつもいう『だめよ、デイビッド!』って。
何をするにしても、いたずらばっかなデイビッド。その度にお母さんに叱られちゃう。でも全然気にしない♪だけど本当に悪いことをしたら・・・。最後の1ページに全ての意味がこめられた作品。
あらまっ!
男の子名前はパトリック。ある日一人でおばあちゃんの家へ泊まりにいった。おばあちゃんは、パトリックを寝かせようと一生懸命だが、パトリックは言い訳を言いながら、のらりくらりと逃げていく。その度のおばあちゃんの声が『あらまっ』。どんどん変わっていくおばあちゃんの声が面白い作品。
ものすごくおおきなプリンのうえで
ものすごくおおきなプリンのうえで、なわとびしたらどうなるかな?
ものすごくおおきなアイスのうえで、なわとびしたら・・・。子どもたちが一度は夢見る光景。大きな大きな食べ物の上で遊べたらな・・・という子どもの気持ちが絵本の中に描かれています。
おふろだいすき
自分が小さかった時のお風呂。いつも同じおもちゃを持って入り、とても大きく感じたのを思い出します。
自分の家のお風呂に、ゆっくりな亀や、いつも競争している双子のペンギン。シャボン玉で遊ぶアシカに、すこし偉そうなカバが出てきて、最後にはクジラまで!!こんなお風呂があったらいいなと思わせてくれます。
お風呂上りはお母さんが気持ちいいタオルを持ってまっていてくれる。お風呂が大好きになる絵本です。
へちまのへーたろー
ある日、子どもがへちまを見て「きゅうり」と呼びます。へちまのへーたろーはきゅうりに間違われないように、もりもりファイトを燃やして、その子どもを見返そうとします。ですがやればやるほど逆効果。どんどんへんな呼ばれ方をされてしまいます。
子どもとへーたろーのやりとりがとてもおもしろい一冊。
オオカミがとぶひ
幼い頃に感じた『嵐の夜』。風がビュービュー吹き、雷がゴロゴロなり、雨がザーザー降る。夜がきて星空がでて眠りにつく・・・。幼い時に感じた“その時”を、動物を使いダイナミックに表しています。読めば読むほど引き込まれ、子どもたちの感じている世界に戻れる気がします。
本年度 絵本大賞の作品です。
しろくまのパンツ
パンツがなくなっちゃったしろくまさん。仲良しのねずみくんといっしょにパンツを探しにいきます。この絵本は子どもたちが喜ぶ仕掛け絵本になっていて、パンツの形と色で動物を探します。しましまパンツに、へんてこりんな水玉、さかさまに、にんじんと・・・。さて、しろくまさんのパンツはみつかるかな。
バスにのって
「トントンパットン トンパットン」。広い砂漠に旅人が付けたラジオからリズミカルな音楽が流れています。旅人はバス停でバスが来るのを今か今かと待っています。旅人の前をいろんな人が通っていきましたが、昼になっても夕方になっても夜になってもバスは来ませんでした。次の日、ようやくバスが来ましたがそのバスは満員でした。仕方がなく乗るのを諦めた旅人。果たして、旅人は無事に旅に出ることができるのでしょうか。
旅人と一緒に旅をしているような、旅がしたくなるような絵本です。
ゆっくりくまさん
ゆっくりくまさんは食べ物を探しにやってきましたが、ゆっくりゆっくり歩いているうちにどんぐりや木の実をリスやうさぎに先に食べられてしまいます。川の向こうに山ブドウがあるのをみつけたくまさんは、大きな石を運びます。ゆっくりくまさんは食べ物を食べることができるのでしょうか・・・
ゆっくりだからこそできること、伝わることもあるということを教えてくれる絵本です。
クルトンさんとはるのどうぶつたち
クルトンさんは、春になったら山の動物たちにパンを焼いてあげる約束をしていました。うさぎやりすたちに好物のパンを焼きながら山を登っていきます。山の頂上でくまに大きなパンを焼きますが、くまは寝ていてなかなか起きてきません。そこでクルトンさんはパンでいろんな楽器を焼き、演奏して起こそうとします。
人気絵本「パン屋のクルトンさん」のシリーズです。不思議な形をしたパン作りの道具や美味しそうなパンに、大人まで心が躍ってしまう絵本です。
くもとそらのえほん
綿のようなふわふわの形をしている「わたぐも」。飛行機が通った後に生まれる「ひこうきぐも」。美しい風景と共にいろいろな姿を見せた雲が紹介されています。変わった形の雲やユニークな名前が付いた雲など雲の種類の多さにもびっくりします。
絵本の最後には雲の一覧と雲の生まれ方の説明もあり、子どもたちの興味を引きます。「これは何の雲でしょう?」とクイズを出し合ったり、絵本を見ながら雲を探しに行ったりするのも楽しそうですね。
今日の雲はどんな雲かな?そうやって目の前の世界の面白さに気づかせてくれる絵本です。
ふしぎなキャンディーやさん
ある日ブタくんは森の中のキャンディー屋さんで、不思議なキャンディーをもらいます。食べてみると不思議なことが起こりビックリ!違う色を食べるとまた不思議なことが起こります。
ブタくんはこのキャンディーを使っておもしろいいたずらを企みます。
はたしてそのいたずらは上手くいくのでしょうか。最後にはあっと驚くことが!読み終わるまで展開が読めず、わくわくする絵本です。
くろいの
「くろいの」とは何でしょう?一人で帰るいつもの帰り道に、その「くろいの」は突然現れます。何しているのか気になってしまい、後をついて行くと・・・家に招かれお茶を飲み、その後は、なんとおしいれの中に案内されます。真っ暗なおしいれの中ではいったい何が起こるのでしょう?「くろいの」はまっくろだししゃべりません。でも、何だかとっても気になってかわいい!こんなのが目の前に現れたら、きっとついていってしまうと思います♪
この絵本は全ページ白黒です。その白黒のページが一層「くろいの」を際立たせるのです。今年の日本絵本賞大賞です。ぜひ読んでください!
おしっこちょっぴりもれたろう
この絵本の表紙からわかる、パンツの前後に「ちょっぴり」粗相をしてしまう。子どもたちは思わず自分のことだ!と思うのではないでしょうか。主人公の男の子は、自分と同じような人を探す旅に出ます。子どもだからこその発想や出会う人たちの色んな悩みもまたクスッと笑えて共感できること間違いなし!そして最後はまさかのおじいちゃんと気持ちが通じ合える!?子どもたちのデリケートな題材を面白く表現してあり楽しめる物語です。
もう、ねるんだってば!
眠たくて眠たくて仕方がないクマのもとに一緒に遊びたくてたまらないアヒルがやってきました。「トランプしよう」「クッキーつくりたいから砂糖かして」となんとかしてクマと遊びたいアヒル。クマは無事にぐっすりと眠ることができるのでしょうか・・・
遊びたいアヒルと寝たいクマの2人のやり取りが楽しく、何度も読みたくなる絵本です。
クマと森のピアノ
こぐまのブラウンは森でピアノを見つけ、毎日弾いているうちにブラウンのピアノを聞きに、たくさんの熊たちが集まるようになりました。
そんなある日、ブラウンは街に出ることになります。街に出て大成功を収めたブラウンでしたが、夢を叶えたはずなのに何かが足りない。そこで森に帰ることにしたブラウンが見たのは、どんな景色だったのでしょう。
待っていてくれた友人たちのやさしさに心が温かくなります。今にも音が聞こえてきそうな素敵なピアノと熊たちの表情もとっても素敵ですよ♪
へっこぷっとたれた
きのこさんからはじまり、いろいろな誰かがへっこ(おなら)をぷっとたれていきます。
リズミカルなくりかえしの言葉とそれぞれの表情の変化に、ページをめくるたびに楽しさが溢れてくる絵本です。
だるまのへっこ、おばけのへっこ、それぞれのへっこの違いを感じるのが楽しいですよ♪
最後にはわらべうたとしてのリズムも載っているので参考にしてみてください。
きょうのおべんとうなんだろな
ぞうさんやぶたさん、うさぎさん、ねこさん・小さなぶたさん、みんながお弁当を食べます。「今日のお弁当なんだろな?」とみんなワクワク♪
お弁当に何が入っているのか想像する楽しさを味わいながら読んであげてください。この絵本を読むとお弁当を持って出かけたくなりますよ。
まあちゃんのながいかみ
まあちゃんの髪は短いおかっぱです。でもこれから伸ばすのです。長くなった髪で魚釣りをしたり、髪にくるまって布団にしたり、洗濯物だってほせちゃう!そんな想像を膨らませているまあちゃん。その話を聞いているはあちゃんとみいちゃんも、「それってとっても良いね」とうっとりしていました。まあちゃんの髪が早く伸びるといいですね。
この絵本、まあちゃんの想像のページはカラーで、それ以外は色がついていないんです。まあちゃんの想像がいかに楽しいものかを際立たせてくれています。
ちっちゃなサリーはみていたよ
クラスで一番小さいサリーは誰からも気づかれない。でも、小さいサリーは全部見ていたのです。誰かが誰かをいじめたり、悪口をいったりするのを。ある日サリーは、勇気を出してみんなに言いました。「みんな仲良くしよう!」と。するとみんな賛成の手を挙げてくれました。それからサリーの周りは少しずつ変わっていったのです。
正しいことを正しいと言う、簡単なようでとっても勇気のいることです。この絵本を読んで、子どもたちがそんなことを感じ取ってくれたらうれしいですね。
はっぱのおうち
さちが庭で遊んでいると、雨が降ってきました。さちははっぱの屋根のお家を作って雨宿りをします。そこには、カマキリやモンシロチョウ・コガネムシなどが次々に来て雨宿りしていきます。雨が止むまでの楽しいはっぱのおうちの時間。さちにとって特別な時間です。
雨の日も楽しく遊べそうなお話です。雨の日に読んであげてください。
サイモンは、ねこである。
「こんにちは。ぼくたち似てますね。」と言うサイモンは猫です。誰に言っているのかというと、ライオン・チーター・ピューマ・クロヒョウ・トラ。サイモンは、「ちっとも似ていない」と、みんなに大笑いされてしまいます。でも、よくよく考えると似ているところが多くて…。みんな「俺たちもしかして猫の仲間なのかも!?」と気づいて、みんなで大笑い!似ていないようで、共通点の多い、ネコ科の仲間なのでした。
この絵本を読んで動物園に行ってみるのも面白いですね。
はなちゃんのぼうし
はなちゃんの空色の帽子が、ある日風でとばされてしまいます。帽子は高く舞い上がり、どんどん風にとばされていきます。
最初に落ちたところは動物園。きりんさんの頭の上です。次にとばされていったのは、畑の中。大きなかぼちゃの頭の上です。そんな具合にどんどんとばされていった帽子は、最後には・・・。
はなちゃんの帽子は、どうなってしまうのでしょうか?
次はどこにとばされるのか、ページをめくるどきどきが子どもたちから伝わってきます。
おばあちゃんがおばあちゃんになった日
「おかあさんがおかあさんになった日」「おとうさんがおとうさんになった日」の長野ヒデ子さんの絵本です。
今度は、おばあちゃんのお話。生まれたばかりの赤ちゃんのお世話で大変なお母さんのお手伝いをしてくれるおばあちゃん。あこちゃんの幼稚園のお迎えに来てくれたり、おやつに大学いもを作ってくれたり、とっても頼りになるのが、おばあちゃん。
おばあちゃんは、最初の孫が生まれた時に初めておばあちゃんになるんだ!そんなことに気づいたあこちゃんでした。
やさいぎらいのガジガジ
パセリの種をまいたばかりのポットくん。ある日、ポットくんにドッスーンと、丸々としたあおむしのガジガジが落ちてきました。何か食べ物を探している様子。ダンゴムシやミミズに、おいしい物を食べさせてもらいますが、「まず~い」と満足できないようです。
いつのまにか静かになったガジガジ。なんと、ポットくんにつかまって、さなぎになっていたのです。ガジガジは、アゲハチョウになりました。
物語のすばらしさと、生き物や植物の生態を知ることもできる絵本です。
おこる
なんで人は怒るんだろう?寝坊して怒られた。植木鉢を割って怒られた。遅刻して怒られた。怒られるのは嫌だけど、だったら一人になってみたら・・・一人は寂しい・・・
けんちゃんはすぐ怒る。ぼくだって怒る時は怒る。なんで人は怒るんだろう?
人の感情の一つ、「怒る」。誰でも持っている感情だけど、怒った後は心がどんより。怒った時のことを思い出して、自分の気持ちをちょっと整理できる絵本です。子どもを思わず怒ってしまった後に読んであげるといいかも!?
かめくんのさんぽ
「ぞうくんのさんぽ」シリーズの新しいお話しです。今度はかめくんのおさんぽ。いつもの仲間のわにくん・かばくん・ぞうくんを散歩に誘いますが・・・
最後は、ちょっとだけ「ふふっ」と面白くて、なんだか楽しくなってしまうお話しです。繰り返し呼んであげたい絵本です。
もじもじこぶくん
こぶたのこぶくんは、とっても恥ずかしがり屋。アイスクリームを買いに行きます。アイスクリームのお店に着いたこぶくんは、下を向いてもじもじ、もじもじ。その間にサイやワニなど、いろいろな動物が先にアイスクリームを買っていきます。すると、こぶくんの耳に小さな小さな声が聞こえてきました。こぶくんよりもずっとずっと小さなアリがアイスクリームを買いにきたのでした。こぶくんはどうしたのでしょう?アイスクリームは買えたのでしょうか?
勇気を出すことの大切さ・自分よりも弱いものへのやさしさを教えてくれる絵本です。
きんぎょがにげた
きんぎょが金魚鉢から逃げ出しました。このきんぎょ、かくれるのがとっても上手。見開き1ページのどこかにきんぎょがかくれています。どこにいるのかな?親子で探してみましょう。
そして、最後はどこにたどり着くのでしょう?
オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ
「オニのサラリーマン」の、シリーズ第二弾。何と今回のオニのサラリーマンは、出雲に出張に行きます。日本中の神さまが出雲に集合する神さまサミットのため。出雲の玄関口稲佐の浜に神さまたちがぞくぞくと集まってきます。オニはその警備のお仕事。ありとあらゆる神さまが集まり、風神雷神までやってきて、神さまたちのお祭りが始まります。オニも一緒に踊りだします。
出張が終れば、えんまさまにボーナスがもらえるかも!?
まどをトントントン
ある日、ちえちゃんとお父さんが、夜、動物の絵本を読んでいました。アリクイのページを開くと・・・ドンドンと窓をたたく音がして、なんと本物のアリクイが部屋に入ってきたのです。その後も、クマやワニ、ページをめくるたびにその動物がやってきて、最後はオオカミのページです。オオカミがやってきたら大変!と窓のほうを見ると、窓の外にいたのは・・・?
ちえちゃんの絵本のページをめくるドキドキが伝わってくる絵本です。
いたずらっこのきたかぜさん
きたかぜさんが、こうえんに飛んできました。みんなの素敵な帽子がうらやましいきたかぜさんは、ピューっと、みんなの帽子を飛ばしてしまいます。飛ばした帽子を、木の枝や飛行機にかぶせたいたずらっこのきたかぜさん。みんなが寒がっているのを知って、あわてて帽子をかえしました。でも・・・
分かりやすい絵と文章で、軽快にお話が進んでいきます。寒い日に読んであげたい絵本です。
おしいれじいさん
ある家のひんやり暗いおしいれの中に、おしいれじいさんがこっそり住んでいます。もちろんこの家の人間はおしいれにまさかそんなものが住んでいるなんて知りません。人間に見つからないようにおしいれの中にごちゃごちゃ入っているもので遊んだり、本で調べ物をしたりしていました。
ある日、一本の長い棒を見つけました。それが何なのか本で調べてみると、つりざおという名前。どうやらおおものを捕まえる道具らしい。おしいれじいさんはさっそく使ってみることにします。いったいおしいれの中ではどんな物がつれるのかな?
この絵本を読んで、おしいれって、何が入っていたっけ?と、自分の家のおしいれを探ってみるのも楽しいかもしれません。
まゆとおおきなケーキ
「やまんばのむすめ、まゆのおはなし」シリーズです。
ある素敵な春の日。やまんばかあさんと娘のまゆは、お客さんを呼んで春のパーティーをひらくことにしました。やまんばかあさんがご馳走を作っている間に、まゆは春のケーキを作ることにしました。世界一でっかいケーキを作りたいまゆ。おひさまにケーキを焼いて貰おうとしますが、くもが邪魔をします。まゆはどうやって大きなケーキを焼いたのでしょうか?
春のパーティーで、みんなは大きなケーキを食べてまんぷく♪素敵なパーティーができました。
オニのサラリーマン
オニもお給料をもらって働いている!?この絵本に出てくるオニは、顔は真っ赤でつのもあるけど、スーツを着てお弁当を持って会社に出勤するサラリーマンなのです。普通のお父さんとちょっと違うのは、働いているのは地獄の血の池。上司はえんまさま。でも、仕事で失敗して上司に怒られたり、給料日前は家計が苦しいなど、どこにでもいそうなサラリーマンの姿です。
子どもが楽しむのはもちろん、お父さんも共感できる絵本です。ぜひ、お父さんのお膝の上で読み聞かせてあげてください。
バムとケロのおかいもの
子どもたちが大好きな、バムケロシリーズ。
今日は月に一度のお買い物の日。バムとケロとかいちゃんは、ワクワクしながら、市場に到着!八百屋さんや生地屋さん、他にも変わったお店がいっぱい!楽しくてたくさん買い物をした3人は、大満足です。
この絵本を読むと、お店でお買い物したくなること間違いなし!自分で品物を選んで買い物をする楽しさを知ることのできる絵本です。
もりのおふろ
森の奥でお風呂がわいています。最初にやってきたのはライオン。ライオンは身体を洗いました。そして次にぞう。次にワニ。と、どんどん森の動物たちがやってきて、丸いお風呂のまわりで背中を洗いっこ。最後は、みんなでお風呂へどぼーん!みんなで入るお風呂はとっても楽しい!お風呂が大好きな子も大嫌いな子も、楽しめる絵本です。
いっしょにあそばへん?
みんなが寝静まった夜です。なるおくんやとらこちゃんはぐっすり眠っています。そんな夜、カスタネットが動き出し、公園で演奏を始めました。そしてその音に誘われて、トライアングルやリコーダー・ピアノや大だいこまで、次々と公園に集まってきました。楽器たちの大演奏会。楽しく演奏していると、夜が明けてきてしまって・・・
私たちが寝てしまった後、本当にこんなことが起こっていたら、楽しい!と、想像力をかきたてる絵本です。親子でこの絵本を読んで、夜どんなことが起こるのか、想像してみるのも楽しいのではないでしょうか?
あらいぐまとねずみたち
あらいぐまの親子が住んでいます。あらいぐまはとっても利口で、豆やじゃがいもを作って収穫して暮らしています。そのあらいぐまの家にどろぼうが入りました。たくさんのねずみたちです。それを知ったあらいぐまの親子は怒りますが・・・。
生活力のあるあらいぐまと、それを教わるねずみたち。そして、最後にはねずみたちの恩返し。支え合って生きることのすばらしさと、やさしさが詰まった絵本です。
たくさんのねずみたちの表情もかわいくて、一匹ずつじっくり見たくなります♪
どうぶつしんちょうそくてい
今日は動物園の身長測定の日。うさぎやカンガルー・キリンなどが、順番に身長を測りますが、耳が邪魔だったり、ジャンプしてしまって測れなかったり、動物の身長測定はたいへん!
子どもたちも、どれだけ大きくなっているか毎回楽しみな身長測定。身近な題材のお話は、子どもたちの心をぐっとつかむことでしょう。
背が伸びているか、確かめたくなる絵本です♪
11ぴきのねこ
【チームワークって大切!と思える絵本】
11ぴきのねこがいました。ある日、11ぴきのねこは大きな魚を捕まえておなかいっぱい食べようと、湖にやってきました。いかだを作っていざ出発!大きな魚が出ました!出ました!でも、とっても手強くて歯が立ちません。11ぴきのねこはいろいろ考えます。さあ、11ぴきのねこは、どうやって大きな魚を捕まえるのでしょう?
「11ぴきのねこ」シリーズの第一弾。ぜひ、読んでおきたい一冊です。
しげちゃん
【自分の名前が大好きになる絵本】
生まれた全ての子どもに最初に与えられるのは、名前。両親やおじいちゃん・おばあちゃん、赤ちゃんの周りの大人が一生懸命考えて決めます。名前には、産まれてきた子どもへの希望が込められていたり、愛情の現われだったりします。
でも、それを知らない「しげちゃん」。自分の名前が嫌いです。男の子みたいでいやだなぁと。ある日、お母さんに名前を変えてくれるように頼みますが・・・。そこで初めて、自分の名前に込められた意味を知ります。その時「しげちゃん」は、どう思うのでしょうか?
女優の室井滋さんが自分のお話を書いた絵本です。この絵本を読んであげて、お子さんの名前の由来を話してあげてください。子どもたちは、自分のことがもっと大好きになるはずです。
もりのなか
【森の中にいるような気分になれる絵本】
ぼくが森へ散歩に出かけます。すると、いろいろな動物と出会い、あとからあとから、ぼくの散歩についてきました。ライオンやぞうにクマ、たくさんの動物と一緒に大行列で森の中を散歩し、かくれんぼやハンカチ落としなど、楽しく遊びます。
子どもたちがわくわくする動物や遊びがたくさん!ページをめくるたびに、お話しに引き込まれていくことでしょう。そして、この絵本は、全ページ白黒ですが、読み終わった後は、まるで本当に森の中にいたように、木々の緑や動物たちの色など、思い浮かべることができるでしょう。
大根はエライ
大根はエライ!「そんなことないってば」(大根が言っています笑)が表紙のこの絵本。普段はスポットライトをあびることの少ない大根が、実は素晴らしい食材であることが、描かれている絵本です。どんなお料理にも合い、どんな風に食べてもおいしい!でも、大根自身は全く目立たないから、この絵本で改めて大根の素晴らしさを知ることができるのです。
大根の種まきから始まり、育て収穫し、おでんにして食べる池上台幼稚園の子どもたちならば、ぜひ読んでおきたい絵本です。
この絵本は、2019年 日本絵本賞です。
もぐらはすごい
もぐらという生き物がいるということを知っている子は多いと思いますが、もぐらの生態を詳しく知っていたり、実際にもぐらを見たことのある子どもは少ないのではないでしょうか?
この絵本では、知られざるもぐらの生態を詳しく紹介し、もぐらを身近に感じることのできる絵本です。この絵本を読めば、もぐらを探したり、もぐら塚を見つけたりと、何気ない場所でも発見があるかもしれませんね。大人が読んでも「へ~~!」と、関心できること間違いなしです。ぜひ、お子さんと知らない世界へ出発してみましょう。
この絵本は、2019年 日本絵本賞大賞です!
おえどのおなら
いつの時代の誰であっても、人間ならおならをするものです。お江戸八百八長は、どこもかしこもおならだらけ!「プップッ」と鳴ったり、「ボワン」「ブオ~ン」などなど、人それぞれいろんなおならがあるものです。
これを読めば子どもたちは大爆笑!元気のない子・怒られて泣いている子・お友だちとけんかをしちゃった子、どんな子でもこれを読んであげれば、すぐに笑顔で大笑いしちゃいます。だって、子どもはこういうのが大好き!
ガラスのなかのくじら
くじらのウェンズデーは、水槽に住んでいます。水槽の中しか知りません。ある日ウェンズデーは、遠くに海を見ました。でも、初めて見る海。それがなんなのかも分からないけど、なんだか気になる。ウェンズデーは、思い切って高く高くジャンプしてみました。そして水槽を出て、ブルーの海に来たのです。
自分の周りがすべての子どもたち。少し視野を広げてみると、大きな世界が広がっているんだということを知ることができる絵本です。
4ひきのりっぱなこぐま
4ひきのこぐまと、おじいさんぐまのお話です。りっぱなくまというものは・・・と、おじいさんは一生懸命こぐま達に教えますが、なかなか上手くいきません。こぐま達は、それぞれ自分が楽しいと思うことをして、特技を見つけていきます。思い通りにならなくて、ついつい怒ってしまうおじいさんくまですが・・・。大人の思い通りにならないのが、子どもたち。そんな子どもたちを認めて受け入れることのできる大人でいたいと考えさせられる絵本です。
ねずみのおいしゃさま
ある雪の降る夜中に、ねずみのおいしゃさまに電話がかかってきました。りすのぼうやが熱を出してしまったので、すぐに来てほしいという電話。ねずみのおいしゃさまは、急いで準備をしてスクーターで出発しました。でも、すごい大雪でスクーターが動かなくなってしまいました。ねずみのおいしゃさまは、どうしたのでしょう?無事にりすのぼうやの熱は下がったのでしょうか?
暖かいお家が恋しくなる絵本です。
その気になった
その格好をしたら、その気になるってこと、大人になってもありますよね?いろいろな格好をしてその気になって遊ぶ子どもは、とっても想像力豊かな子だと思います。そんな子どもは成長したらどんな大人になるんでしょう。将来がとっても楽しみ♪子どもの頃から、たくさんイメージする力を育むことの大切さを教えてくれる絵本です。
うみやまがっせん
おさるが山から下りてきて、「さあ、海の魚をつるぞ!」と、釣りを始めました。「おまえなんかに、釣られてたまるか!」と、大きなたこが海から引っ張ります。その後も、山からはウサギ・たぬき・くま・・・海からは、たい・ひらめ・まぐろ・・・と、次々と参戦して、竿と釣り糸を引っ張り合います。さあ、この勝負、どうなるのでしょうか?最後には、かにが出てきて・・・・
いろいろな生き物が合戦をする楽しいお話です♪
とうさん かあさん
おとうさんとおかあさんにも、子どもの頃があったの!?と、子どもたちは、おとうさんとおかあさんは始めからおとうさんとおかあさんだと思っていますよね。この絵本では、おとうさんおかあさんの子どもの頃のことやどんな風に大きくなったのかを子どもたちが知ることのできる絵本です。
この絵本を読んであげた後は、おとうさんおかあさんの小さかった時の話しをしてあげてはいかがでしょうか?きっと、その話は、子どもたちの心に残るはずです。
おなじそらのしたで
「ぼくたちはみんなおなじそらのしたでいきている ここでも とおくでも」
絵本のページをめくると、必ず空に穴が空いていて次のページの空とつながっています。それぞれのページにはねこの家族・ライオンの親子・ペンギンのカップル。どこにいても、空はひとつ。み~んなつながっています。当たり前だけど、あらためてそのことに気づかせてくれる絵本です。
バルバルさん
バルバルさんは、青い屋根のちいさなとこやさんで、楽しく働いています。その日一日は、いつもと違うお客さんがたくさんきました。ライオンやワニやヒツジがやってきて、難しいオーダーをしますが、バルバルさんは、どのお客さんにも満足してもらえるように一生懸命です。
なぜ、こんなに変わったお客さんがたくさんくるのかな?と思ったら・・・な~んだ!そういうことだったのね!
次はどんなお客さんが来るんだろう?と、話の続きが楽しみでワクワクするお話です。
いもうとのにゅういん
あさえには妹のあやちゃんがいます。あやちゃんは、いつもあさえのお人形をほしがっています。ある日、幼稚園から帰ると、あやちゃんがぐったりしていてお母さんと病院に行ってしまいました。その後、あやちゃんが入院すると聞いて、あさえはびっくり!あやちゃんが喜ぶお見舞いをいろいろ考えます。あやちゃんは元気になるのでしょうか?そして、あさえはどんなお見舞いを持っていったのかな?
「あさえとちいさいいもうと」の続編です。少し大きく成長したあさえとあやちゃんに注目して読んでみてください。
まゆとりゅう
北のお山のてっぺんの3本杉の木の下に、せいたかのっぽのやまんばと、その娘のまゆという女の子が住んでいました。
ある冬の朝、「今日はお客様が来るよ!」と聞いたまゆは、いつもよりちょっとおめかしをして、お客様を待っていました。
空の上からドンゴロンゴロンと音がしたかと思うと、やってきたお客様は、なんとりゅうの親子!
それから、りゅうの親子とやまんばの親子で、何をしたのでしょう?
寒さ厳しい冬から、春へ、季節の移り変わりを感じる絵本です。
きょうりゅうオーディション
ブラキオサウルスにトリケラトプス、プテラノドンにプシッタコサウルス、そして、なんといっても、ティラノサウルス。たくさんの恐竜が登場します。それぞれのページには、その恐竜の大きさや特徴などが載っていて、お話絵本ですが、まるで図鑑のような絵本。
恐竜たちが集まって、お芝居のオーディションを受けます。みんな得意なことを披露しますが、誰がお芝居に出られるのかな?
恐竜好きの子どもたちには、たまらない一冊です。
ひとりぼっちのライオン
あるところに、さびしがりやのライオンがいました。ライオンは、ともだちを探しに出かけました。
いろいろな動物に会います。その動物のまねをしたり、にっこり笑ってみたりして、なんとか仲良くなろうと頑張りますが・・・
ともだちと仲良くなった時のうれしさを、思い出せる絵本です。そして、ともだちを大切にしたくなりますよ♪
ぽちっとあかいおともだち
真っ白な雪の中に、しろくまの子どもミキは、ぽちっと赤いものを見つけました。「あれはなんだろう?」と、近くまで走っていくと・・・。
ミキは、ぽちっと赤いおともだちと雪の中で楽しく遊びました。
すると、ぽっちと赤いおともだちのママが来て、うれしそうにくっつきました。それを見たミキは、自分のママを探します。ミキのママはどこにいるのでしょう?
ママにぎゅーっとしてもらいたくなる絵本です。
山のとしょかん
山に住んでいるさみしいおばあさん。むかし子どもたちに読んであげた絵本がおしいれからでてきました。その日から、夜になると男の子が毎晩絵本を読んでもらいにおばあさんの家にやってきます。「どこの子かしら?」と、ある日男の子についていくと…なんと!
絵本を読んでもらう幸せな気持ちと、次の日のお話はなんだろう?というワクワクした気持ちを一緒に味わうことのできる絵本です。
びゅんびゅんごまがまわったら
かえで小学校には、子どもたちが大好きな遊び場があります。あるきっかけで、その遊び場の鍵がかけられてしまいます。子どもたちはなんとか鍵を開けてもらおうと、校長先生に掛けあいますが・・・。校長先生と子どもたちのやりとりがおもしろく、ワクワクする遊びがたくさん出てくるので、お話が進んでいくとどんどん引き込まれていくことでしょう。
池上台幼稚園の冒険の森は、なんと!この絵本に感銘を受けた園長先生が作られたものなんです。池上台幼稚園の原点とも言えるこの絵本、ぜひ読んでください♪
どろんこハリー
くろぶちのある白い犬のハリーは、おふろが大嫌い!ある日、すすや泥で真っ黒になってしまいます。家の人はその真っ黒の犬がハリーだと気づきません。家の人に気づいてもらうために、ハリーはどんなことをしたのでしょう?読んだ後は、思わず泥んこ遊びがしたくなる絵本です。
きょだいな きょだいな
「これ、すっごく大きかったら、楽しいだろうなぁ」と、子どもの時に思ったことありませんか?
この絵本は、そんな子どもたちの夢をかなえる絵本です。「あったとさ、あったとさ」で始まる絵本。きょだいないろいろが登場し、子どもが100人そこで遊びます。見ているだけで楽しくなってしまう、そんな絵本です。
ぜひ、ご家庭で読み聞かせてあげてください。そして、絵本の中に登場したもの以外にも、きょだいだったら楽しいものを、お子さんと想像してみてはいかがでしょうか?きっと素敵な親子の時間が持てますよ。
わくせいキャベジ動物図鑑
わくせいキャベジにすんでいる動物たちを学べる図鑑です。
わくせいキャベジについては、その多くがまだ謎に包まれています。
一部をご紹介しましょう。
『ウマパラガス』草原に住み、一日にたくさんの草を食べる。
『クマネギ』茶色く大きな体で、表面の皮はとてもうすい。皮がむけると、その下は白い。
はるか彼方のわくせいキャベジについて、みなさんも思いをめぐらせてみてください。
もう ぬげない
ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって、もうどのくらいたったのかしら。
おもしろいフレーズから始まるこの絵本。
自分の身に起きる『事件』をおもしろおかしく、またそれを前向きに捉えていく主人公。
ポジティブに事件解決だ!!。子ども目線での出来事を、子ども目線で考えさせてくれ、楽しませてくれる絵本です。
でも、最後の結末は、「あっ、やっぱり・・・。」
そらの100かいだてのいえ
ある日、ツピという名前のシジュウカラが、ひまわりの種をみつけます。お腹が減っていたけれど、一つ食べるよりはたくさん食べたい。
ツピはひまわりの種を育てる事にしました。だけどどこに植えていいのか分からず困っていると・・・。ツピのひまわりの種を作る作戦は上手くいくかな?
100かいだてのいえ
ある日トチくんに手紙が届きます。「ぼくは100かいだての てっぺんに住んでいます。あそびにきてください」
さぁトチくんの大冒険の始まり始まり~。100かいだての家は、色々な動物たちのおうちが繋がって出来た家。てっぺんには誰がすんでいるのかな?
ページを開く度にドキドキが止まらない絵本です。
くいしんぼうのクジラ
くいしんぼうなクジラ。いただきますが大好きで、ごちそうさまが大嫌い。くじらはなんでも、どんどん食べる。海の中のもの全部食べ、川を上り川のものを全部食べ、挙句の果てに陸の上までクジラが♪
陸の上のものを全部吸い込んで満足なクジラ。さぁ家に帰ろうとした時に・・・。ダイナミックな絵の中に、細かく書かれた食べ物たち。次はなんだろうと、心がワクワクする絵本!
きょうはそらにまるいつき
赤ちゃんが空をみています。きょうはそらに まるいつき。
女の子がバスでかえります。きょうはそらに まるいつき。
みんなのよるに それぞれのよるに ごほうびのようなおつきさま。
温かみのある素敵な言葉。一日の終わりに、全ての人をゆっくりと、またいつもと変わらず迎えてくれる。そんな素敵なおつきさま。お子様とゆっくりと読んでください。平成29年度日本絵本大賞作品。
ふしぎなキャンディーやさん
ブタくんが森の中を歩いていると不思議なキャンディー屋さんがありました。「このキャンディーをなめると不思議なことが起こるよ。」黄色をなめると力持ちに!青をなめるとライオンの声!他にもたくさんの色がある♪キャンディーを4つ買って、さぁブタくんのいたずらの始まり始まり〜。子どもの創造を膨らませる事ができる一冊。
かがみのえほんふしぎなにじ
この絵本は仕掛け絵本になっています。絵本を両手にもって、左右のページの角度を90℃で向き合うところまで本を開いて見てみると、なんと絵本の中の鏡に虹が輝いています!しかも平面ではなく、立体的に見える!色々と形を変え、最後に虹がどうなるか?お子様と楽しみながら読んでください。
ぼちぼちいこか
かばくんが自分の未来を夢みて、いろいろな事に挑戦します。
消防士に船乗りパイロットやバレリーナ!しかし、かばくんは、かばくん。体重も重いしそこまで器用じゃない。
おもしろい失敗の仕方をしてしまいます。「どないしたら ええのんやろ?」かばくん色々考えて一言!
「ま、ぼちぼちいこか」ぜひ読んでみてください。
おへそのあな
おへそのあなから みえるみえる。お母さんのお腹の中から、赤ちゃんが様子を伺っています。「あっお兄ちゃんだ!なにしてるのかなぁ?みてみてロボットを作ったよ。産まれてくるあかちゃんにあげるんだ」
あかちゃんがお腹の中にいる時にこのように感じてくれていて欲しいと思える感動の一冊。
にじ
♪庭〜のシャベルが〜 い〜ちに〜ち濡れて〜 あ〜めが〜あがって〜 く〜しゃみを ひとつ〜♪
幼稚園でよく歌われる新沢としひこさんの歌。そのうたの世界観が伝わってくる絵本です。お子さんと口ずさみながら、見ていただきたい絵本です。
とべ バッタ
あるしげみに、バッタが一匹隠れていた。バッタは、いろいろな動物や虫から狙われていた。毎日毎日、怯えて暮らす毎日。そんな暮らしが嫌になり、バッタは決意する。飛び立とうと!虫や動物を蹴散らし、荒地を越え空高くまで・・・。人それぞれ教わることや、感じることが違う絵本。
セイウチくんをさがせ!
皆の人気者セイウチくんがなんと動物園から逃げ出しました。セイウチくんは街の中の物や人になりきって隠れています。あなたはセイウチくんを見つける事はできるでしょうか?
文字が一切なく、絵だけでストーリーを考える絵本ですが、楽しくまた内容も分かりやすいので、とても楽しめる一冊となっています。
30000このすいか
山に囲まれた広い畑に30000個のすいかがのんびりとくらしていました。ある時カラスたちが言いました。「可愛そうに。この子たちは食べられてしまうなんて ちっとも知らないよカーカー」と。
『わたしたち食べられちゃうんだ!!!!』『ここにいたら大変だ!逃げ出そう』さぁ30000個のすいか達の、冒険が始まるよ!!
28年度絵本大賞作品!!
むしむしとことこどこいくの?
てんとうむしが、とことこあるいています。りんごの上かと思ったら、「りんごむし!」。りんごむしとてんとうむしが、てくてくあるいています。すいかの上と思ったら「すいかえる!」。すいかえるとりんごむしとてんとうむしが、ぴょこぴょこ跳ねています・・・。
大人もびっくり!子どももびっくり!奇想天外な生き物がたくさん出てくるおもしろい絵本です。
はっきょいどーん
皆んなのヒーロー明の海関!優勝が懸かった大一番!相手は最強横綱ぶるどう山!みあってみあって、はっきょーーい、どん!!!!!!!
この絵本は言葉ではなく、絵から力強さ・勇気・根性・努力が伝わってきます。見ているこちらも「頑張れ!頑張れ!明の海!!」と応援したくなってきて、相撲が取りたくなっちゃう一冊。
ふたつのいちご
おかあさんがケーキを作ってくれました。しかし家族の全員分のいちごがありません。そこでかすみちゃんは、『いちごを探してくる』とコートをきてポケットにハンカチをいれ、靴をはいて出かけました。ところが、前にいちごが生っていたところには、枯れた葉っぱがあるだけでした。ちょうどその時にうさぎに子どもが・・・。林あきこさんの温かい絵、細かい描写を楽しんでみては?
フワフワさんはけいとやさん
第19回の絵本大賞の「今日はマラカスの日」のスピンオフ作品です。
クネクネさんのお友達のふわふわさんが今度は主人公!皆に喜ばれる毛糸のパンツや帽子を作ります。ゆったりとした物語の展開の中に、ふわふわさんのあったかい心づかい。みているこちらまで心がほっこりしてきます。是非お子さまとゆったりした時間の中でお楽しみください。
いしゃがよい
中国のある所に、エンさんという人がすんでいました。きのこ狩りの帰り道泣いている子パンダを見つけました。ファンファンと名づけました。ファンファンは体が弱いので、エンさん自転車にのせて ひとやま こえ ふたやま こえ いしゃがよい。
月日が流れ、ファンファンが大きくなると・・・。繰り返しのフレーズがなんとも心地よい一冊です。
どうぞのいす
うさぎさんがつくったちいさないす。そのいすを皆が大好きな大きな木下に置きました。『どうぞのいす』という看板をつけて。そこに荷物をもったロバがやってきて、どうぞのいすに荷物を置いてお昼寝をしちゃいました。どうぞのいすにはロバの荷物のどんぐりが・・・。看板には、どうぞのいすという文字。そこに熊さんがやってきました。さてさてどうなるのかな?
999ひきのきょうだい
はるです。かえるのお母さんが田んぼに999匹のたまごを産みました。田んぼの水がぬるんできたころ、たまごからおたまじゃくしが産まれました。あれあれ?ひとつだけたまごのままで残ってる・・・。よーく聞くと「グースーピー」まだまだゆっくり寝ています。皆がおたまじゃくしになっても、まだまだグースーピー。皆に手が生えてきてもグースーピー・・・。「いいかげんにおきなさぁーーい。」さぁ999匹の兄弟の冒険の始まり始まり~。
エステバンとカブトムシ
ある日の午後。エステバンはカブトムシを見つけた。何も言わずに、靴を脱ぎ、それを手に持ち、ぐっとふりあげた。そのときエステバンは考えた。『このカブトムシはどこへいくんだろう?どこにむかって?どこまで?』気にしだし始めたら、とまらない。地面に顔をくっつけて、ゆっくりカブトムシをみてみた・・・。いつもと同じように行動するのではなく、たまにはふと足をとめ、『理由』を考えてみるのもいいかも?
ジャーニー
女の子とまほうのマーカー
ある日、女の子が暇をもてあましています。家族はだれも相手をしてくれません。部屋に戻ると一本の赤いマーカーが。どこかへ行きたい!という心から、壁にドアを書き、そのドアを開けるとそこは今までに見たことのない素敵な世界が広がっています。さぁ冒険の始まりです。この絵本は文字がありません。しかし絵から表情や気持ち、緻密に計算された風景等、様々な物が伝わってきます。さぁ子どもと一緒に冒険へ!!
おおかみだぁ
おおかみがくる・・・。はやく!ページをめくっておいはらうんだ!近づいてくる・・・。急いで本を右に傾けて!いいぞもっと傾けて!今度は本を振るんだ!しぶといやつ!こうなったら・・・。というように新しい本の読み方をしながら、親子で楽しんでいただける一冊です。
ほうれんそうはないています
ぼくはほうれんそうです。ゆでておひたしに。バターといためてしょうゆをたらり。でもぼくはたべてもらえません。最初この絵本を読んだ時、途中まで何の事だろうとおもっていました。しかし、呼んでいく中で、意味が伝わりました。日本で起きた事、これからの未来へ投げかけたメッセージ。気持ちが風化してしまわないように、子どもたちに伝えていかなくてはいけないと思いました。
どこまでゆくの?
『おでかけしまーす』との第一声から子どもが元気に外へ遊びにいきます。この絵本は、子どもが道を歩いていき街並みを見ながら遊びに行く絵本です。言葉はないけれど、色々な人や物、生き物や建物が描かれています。迷路みたいになってるけど大丈夫!矢印の方へ進んでいけばほら♪
お子様を膝の上にのせてゆっくりと読まれてみてはどうでしょうか?
そうちゃんはおこってるんだもん
おかあさんがお出かけしていない時に、お父さんとそうちゃんと妹のなっちゃんのやりとりが描かれています。兄弟がいて、下の子を優先してしまう事はないでしょうか?そんな一日を、お兄ちゃんの視点から描いた作品。お兄ちゃんだからといって、色々な事ができるようになったって、子どもなんです。甘えたいときや、悔しいときもあります。そんな時は…。
お父さんお母さんに是非とも読んでいただきたい絵本です。
にているね
「うまはかっこいいね。うん ほんとうにかっこいい。」と絵本が始まります。それに呼応したのは、なんと「椅子」。イスは、こういいます。
「あぁ たしかに そうおもう なかなか かっこいい それに・・
おまえ おれに にているよね」。さぁここからが、馬と椅子の似ている所探しです。一見全く違うものに見える二つのもの、しかし用途や必要性は似ている。なるほどと感心できる一冊です。
おっとあぶないかわのなか
ある島で、草原の王ライオンが親子で釣りをしています。そこに森の王のゴリラの親子がやってきました。二人の王は自分たちが一番すごい!と、自慢や競争を始めます。しかしその時、大雨が降り二人ともピンチに!困ったときまでお互いの足を引っ張る二人。しかし絶体絶命になると二人が力を合わして・・・。人間のおもしろい性が上手に描かれている絵本です。
かくしたのだあれ
てぶくろかくしたのだあれと、語呂のいい言葉から絵本がスタートします。隣のページには、二羽の鶏がいて、てぶくろがかくれています。この絵本は、五味 太郎さん独特な考える絵本・仕掛け絵本の中の一つの作品となっています。可愛らしい動物や子どもたちの中から、探し物はみつけられるかな?小さなお子さんと楽しみながら読んでください。
デイビッドがやっちゃった!
前回紹介した「だめよ デイビッド」の続編です。今回はデイビッドが喋る側にまわります。ママのいう「だめよ」は、「危ない目に合わないで」「立派な大人になって欲しい」という言葉の裏返し。その言葉の本当の意味は「愛しているわ」だと思います。今回言い訳しているデイビッドは、本当は「僕、失敗したくないんだ」という事なのかも??
しゃっくりがいこつ
朝、ガイコツが目が覚めると、しゃっくりが止まりませんでした。
ヒック ヒック。シャワーを浴びて、歯を磨いて、骨のお手入れも。それでもまだまだしゃっくりは止まりません。ヒック ヒック。ハロウィンのかぼちゃを作っても、落ち葉かきをしてもだめ。友達のおばけがしゃっくりを止めるために、色々な事を教えてくれます。ヒック ヒック。どんな方法でしゃっくりは、止まるかな?
はじめてのおつかい
『みいちゃん 一人で おつかい できるかしら?』
「うん!みいちゃん、もう いつつだもん」
そこから始まる、みいちゃんの冒険。自転車を飛ばす人やともだちのともちゃん。長い坂や、声をかき消す車。さまざまな物がみいちゃんを遮ります。子ども目線でみる、景色や大人たち。果たしておつかいの結果は?
林明子さんの温かい描写に包まれてください。
おおやまさん
このおじさんはだれしょう?泥棒?おまわりさん?正解は幼稚園のバスの運転手さんです。いつも恐い顔をしていて、めったに喋る事もありません。喋ると言えば、『右よし、左よし』だけ。そんなある日僕は見てしまったのです、おおやまさんが笑っている所を・・・。
子どもたちの目線で、子どもたちが気づいた運転手さんの、優しさと温かさと厳しさ。『プロ』なおおやまさんに心が温かくなります。
はしれ、トト
トトはわたしの大事なぬいぐるみ。ある日、おじいちゃんに連れられて競馬場に出かけたら、トトそっくりの馬がいた・・・。おじいちゃんと一緒にいった大人たちの競馬場を、子ども目線で捉えている絵本です。子どもが感じる部分を鮮やかな色で表したり、嫌いな部分を白黒で表したりとダイナミックな画法で描かれています。子どもの頃の感覚が戻ってくるようでした。
きょうはマラカスのひ
マラカスをしってますか?の一言で始まる世界。今までに見たことのない感触の絵本です。クネクネさん、フワフワさん、パーマさんがマラカスの発表会を行ないます。発表会では、軽快なリズムが描かれており、子どもたちに読むと踊りだしてしまうかも?本を読んでる最中は笑顔に絵本を読み終えたときには、心の中からホッと温かくなります。この本は、銅版画に色をつけて描かれています。本年度の絵本大賞です。
カエルのおでかけ
物語の主人公はカエル。カエル視点で物事が進んでいきます。普通明日の天気は「雨」と聞くと、気分が少し滅入ってしまいますが、カエルは「やったーいい天気だ!」。外に行くのも傘なんていらない。服だって着たくなーい。時間が経ち、雨がやんでしまうと・・・。絵の質感や色彩がおもしろく、どんどんページを捲りたくなる素敵なお話。
はぶじゃぶじゃん
「ぼくの名前は、はぶじゃぶじゃん。只今魔法の修行中。まほうの呪文もはぶじゃぶじゃん。きょうの修行はまっくろくもを追い返すこと。」から始まる、軽快な物語です。魔法を唱えると、追い返すどころかどんどんたいへんなことに。
まけるなはぶじゃぶじゃん!頑張れはぶじゃぶじゃん!!
もりのおくのおちゃかいへ
キッコちゃんは、おとうさんが忘れていったケーキを、届けに行くため森の中へ入っていきます。お父さんの背中をみつけ、そのままついていくと、実はお父さんではなく、くまでした!しかもなんとそこは動物たちが開いていたお茶会の会場。動物たちは喜んでキッコちゃんを迎えてくれました。 この絵本は全体に白黒で、伝えたい所だけ色が塗られています。作者の心と、温かさが伝わる日本絵本賞 大賞作品です。
くれよんのくろくん
新品のくれよんたち。色んな色のくれよんたちが真っ白なキャンパスに絵を描き始めます。しかし黒い色のくろくんだけ仲間はずれ。落ち込んでいると、皆が喧嘩をはじめちゃった。「僕の色がみえないじゃないか」「わたしのうえに書かないで」。それを見たくろくんは、絵を全部黒で塗りつぶして・・・。皆それぞれ光るものがある。いい所を見つけて伸ばすことが大事と教えられます。
ふしぎなタネやさん
あるひブタくんが、もりの中を歩いていると不思議なタネやさんがありました。タネやさんのおじさんはブタくんに、色々なタネを見せてくれます。白いタネ・わっかのタネ・ふわふわのタネ他にもいっぱい。さぁ一緒に呪文を唱えましょう。「ネタ ネタ ロデネタ〜 ネタ ネタ ロデネタネタ〜」 さぁいったいどんな樹が育つかな?
きりんいす
せんたく大好きなかあちゃん。晴れた良い天気の日は何でもせんたくしてしまう。子どもも犬もネコも食べ物だって、家にあるものはぜ〜んぶせんたく。空から落ちてきたカミナリさまだってなんのその。せんたくばさみでしっかりとめて、しわをのばしてピンピンピン。かあちゃんにかかれば、ほら、何でもこの通り。お子様と一緒にゆっくりみてあげてください。
ぼくのふとんはうみでできている
ぼくのふとんはうみでできている。波の音でぐうぐうぐう。ぼくのふとんはねこでできている。ねこのふとんをこねこね。ぼくのふとんはパンでできている。パンのふとんをむしゃむしゃ・・・。夜の夢と朝の目覚めのいったりきたりが楽しい“ふとん”。
てつぞうはね
ミロコマチコさんがかっていたねこの“てつぞう”。てつぞうとの思い出を、温かな言葉とかわいらしい絵で表現しています。てつぞうの一つ一つの行動が、ミロコマチコさんの日々の生活の中に繋がっていて、全てを受け止め、大事な家族の一人として共に生活していたのが伝わってきます。
ミロコマチコさんの感性と優しさがとても近くに感じられ心が“ほっこり”。
ぼくのトイレ
朝のトイレ。お父さんが並んで、お兄ちゃんが並んで、僕も並ぶ。毎日同じトイレ。そのトイレがいつもと違ったら・・・。ふにゃふにゃトイレ、ルーレットイレ、図書館トイレに50メートルトイレ。でも一番楽しそうなのは、トイレットコースター!どんな冒険が始まるかな??
だめよ、デイビッド!
デイビッドのママは、いっつもいう『だめよ、デイビッド!』って。
何をするにしても、いたずらばっかなデイビッド。その度にお母さんに叱られちゃう。でも全然気にしない♪だけど本当に悪いことをしたら・・・。最後の1ページに全ての意味がこめられた作品。
あらまっ!
男の子名前はパトリック。ある日一人でおばあちゃんの家へ泊まりにいった。おばあちゃんは、パトリックを寝かせようと一生懸命だが、パトリックは言い訳を言いながら、のらりくらりと逃げていく。その度のおばあちゃんの声が『あらまっ』。どんどん変わっていくおばあちゃんの声が面白い作品。
ものすごくおおきなプリンのうえで
ものすごくおおきなプリンのうえで、なわとびしたらどうなるかな?
ものすごくおおきなアイスのうえで、なわとびしたら・・・。子どもたちが一度は夢見る光景。大きな大きな食べ物の上で遊べたらな・・・という子どもの気持ちが絵本の中に描かれています。
おふろだいすき
自分が小さかった時のお風呂。いつも同じおもちゃを持って入り、とても大きく感じたのを思い出します。
自分の家のお風呂に、ゆっくりな亀や、いつも競争している双子のペンギン。シャボン玉で遊ぶアシカに、すこし偉そうなカバが出てきて、最後にはクジラまで!!こんなお風呂があったらいいなと思わせてくれます。
お風呂上りはお母さんが気持ちいいタオルを持ってまっていてくれる。お風呂が大好きになる絵本です。
へちまのへーたろー
ある日、子どもがへちまを見て「きゅうり」と呼びます。へちまのへーたろーはきゅうりに間違われないように、もりもりファイトを燃やして、その子どもを見返そうとします。ですがやればやるほど逆効果。どんどんへんな呼ばれ方をされてしまいます。
子どもとへーたろーのやりとりがとてもおもしろい一冊。
オオカミがとぶひ
幼い頃に感じた『嵐の夜』。風がビュービュー吹き、雷がゴロゴロなり、雨がザーザー降る。夜がきて星空がでて眠りにつく・・・。幼い時に感じた“その時”を、動物を使いダイナミックに表しています。読めば読むほど引き込まれ、子どもたちの感じている世界に戻れる気がします。
本年度 絵本大賞の作品です。
しろくまのパンツ
パンツがなくなっちゃったしろくまさん。仲良しのねずみくんといっしょにパンツを探しにいきます。この絵本は子どもたちが喜ぶ仕掛け絵本になっていて、パンツの形と色で動物を探します。しましまパンツに、へんてこりんな水玉、さかさまに、にんじんと・・・。さて、しろくまさんのパンツはみつかるかな。